畳は日本の家庭において、夏の涼しさやその独特の香りで重要な役割を担っています。
新居や新築の時期には畳も新品の状態ですが、時間と共に端部に隙間が発生することがありますよね。
畳は使ううちに自然に縮むため、隙間が出来るのは避けられない現象です。
この隙間ができるのは自然なことですが、隙間からはほこりが溜まりやすく、虫が侵入することもありますので、対策が必要です。
畳を裏返したり、新しいものに交換するのが理想的な解決策ではありますが、それには費用が伴います。
すぐに専門の業者に依頼できない場合、手軽にできる畳の隙間を埋めるアイテムやテクニックをご紹介し、畳を長持ちさせる方法も併せてお伝えします。
コスパ良しの畳のすき間ケア
畳の間が開いてしまう問題には様々な対応策があります。
一時的な対策として新聞紙やスポンジを挟む方法もありますが、これでは見た目が損なわれてしまいます。
もう少し見た目もよくコスパのいい方法として、ホームセンターやオンラインショップで取り扱っている隙間専用の板を利用することが推奨されます。
購入時にはサイズを正確に選ぶことが大切ですよ。
また、市販されている畳専用の補修テープやシールを使うことで、目立たないように隙間を修復することができます。
もっとコスパ良しの畳すき間ケア方法
畳の隙間を対策するには、透明な養生テープも大変有効です。
養生テープなら家にあることもありますし、100円ショップで手軽に購入できますね。
このテープは、虫の侵入や隙間風の防止に役立ちます。
特に、今すぐ家に虫が入り込むのを防ぎたい、または以前に虫による不快な経験をされた方にはおすすめです。
もし養生テープがない場合は、マスキングテープを代用しても良いでしょう。
また、養生テープをはがす時には、畳が傷つかないように、そっとはがすのが鉄則です。
畳みを長持ちさせるために出来るケア方法
畳は時間が経つにつれて自然と縮むため、日常的なメンテナンスは欠かせません。
掃除の基本は、畳を傷つけないように目の方向に沿って掃除機をかけることです。
畳の目に逆らって強く掃除機をかけると、畳が傷つく原因となるため注意が必要です。
さらに、畳の表面を月に一度、乾いた布で拭くことも重要です。
湿った布ではなく、固く絞った布を使用することで、畳が素早く乾き、より効果的です。
年に一度または二度、畳を外に出して日光に当てて乾燥させるのも有効な方法ですよ。
畳をコンクリートやタイルの上に裏返して数時間乾かすか、壁に立てかけて干すのが良いでしょう。
干し終わった後は、ほうきで畳に付着したホコリを払い、室内に戻します。
(どのように畳をもどしてよいか迷いやすいので、事前に畳の配置をスマホなどで撮っておくと、戻す時にスムーズです)
また、部屋の湿度管理も畳の状態を保つために非常に重要です。
できることなら、畳の部屋で室内干しは避けるのがベターです。
特に湿気の多い季節には、サーキュレーターを活用して、湿気が部屋に溜まらないように気を付けましょう。
日頃の生活の中で、少し畳を気にしてケアすると、キレイな状態を長く維持できますよ。
まとめ
畳のお手入れ方法について、今回ご説明したことが少し面倒に感じられたかもしれません。
畳は非常に繊細で、過度な乾燥と湿気のどちらも避ける必要があるのです。
畳にカビやダニが発生しないよう、適切に乾燥させて管理することが大切です。
そして、畳は使っているうちに自然と縮むため、すぐに修理できない場合は、板やテープを使って隙間を一時的に塞ぐ方法もあります。
さらに畳の隙間が目立ってきた場合は、専門の業者に修理を依頼することがおすすめです。
畳が縮んでいるからといってすぐに新しいものに交換する必要はありません。
専門家と相談することで、畳を修理し、さらに長く使用することが可能です。