はじめに「グリコのアイス撤退」のウワサ、気になった方へ
最近SNSやネットのニュースなどで、「グリコがアイス事業から撤退するらしい」といった話題を見かけて、驚いた方も多いのではないでしょうか？
「うちの子が毎日楽しみにしているおやつなのに…」「パピコがもう食べられなくなっちゃうの？」と、不安になったり、ちょっと焦ってしまった方もいらっしゃるかもしれません。
特に子育て中のママにとっては、おやつは子どもとの大切な時間を彩る存在。そこに「販売終了」という言葉が並ぶと、つい心配になってしまうのも無理はありませんよね。
でも、ご安心ください。この話題、実はすべてのグリコのアイスがなくなるというわけではありません。ちゃんと背景や事実を知ると、「あ、そういうことだったのか」と安心できるポイントがたくさんあるんです。
今回は、その内容をわかりやすく、ていねいにお伝えしていきます。
どんなニュースだったの？事実とウワサのちがいを整理しよう
報道されたのは“タイでの撤退”の話
最初に報じられた内容は、「グリコがタイにおけるアイスクリーム事業から撤退する」というものでした。あくまでも対象はタイでの事業であり、日本国内の話ではないという点がとても大切です。
グリコは2016年にタイへ本格的に進出し、現地での製造・販売体制を整えていました。しかし、売上や利益の面で厳しい状況が続いたことから、今後の成長を見据えて撤退を決断したと報じられています。
このような「撤退」という言葉が目に入ると、つい「全部やめてしまうのでは？」と心配になってしまいますよね。
日本のアイス販売はこれまで通り
ですが、ご安心ください。日本国内のアイス販売について、グリコは公式に「販売を継続する」と発表しています。
つまり、私たちがいつもスーパーやコンビニで手にしている「パピコ」「ジャイアントコーン」「アイスの実」などは、今後も変わらず楽しめます。タイでの事業とは別物と考えてよいのです。
SNSなどで一部誤解が広まった背景には、「グリコ」「撤退」「アイス」という言葉が一緒に並んでいたこともありそうです。きちんと内容を読み取ることで、不安を解消できますね。
グリコの海外展開と今回の決定までの流れ
- 2016年：グリコはタイ市場において本格的にアイスクリーム事業をスタートしました。現地に製造拠点を設け、冷凍輸送網の整備や商品開発にも力を入れ、「日本品質のアイスをタイにも広めたい」という想いから、さまざまな取り組みを行っていました。
- 数年間：テレビCMや販促キャンペーンなど、積極的なプロモーション活動を展開し、ブランド認知の向上を図りました。しかしながら、現地の気候や生活習慣、味の好みの違いなどが影響し、日本のようにアイス文化が定着するには至らず、売上は伸び悩みました。マーケットの分析を進めながらも、予想通りの成果を上げるのは難しかったようです。
- 2024年：これらの状況を総合的に判断し、収益性の見込みが立たないとの結論に至り、タイでのアイスクリーム事業からの撤退を正式に発表しました。これにより、現地での製造や販売は順次終了となり、グリコはタイ市場における事業構成を見直す方針を明らかにしました。
日本のグリコアイスは今後も楽しめます
人気商品は今まで通り
「ジャイアントコーン」「パピコ」「アイスの実」など、子どもから大人まで幅広く愛されているグリコの定番アイスは、これからも変わらず販売され続けます。季節限定のフレーバーや、スーパー限定・コンビニ限定の特別パッケージも引き続き展開されており、私たちの生活に身近なおやつとして今後も楽しむことができます。
特に「パピコ」は子どもが一緒に分け合える仕様になっていることから、親子で食べるのにぴったりという声も多く、ママたちの間でも高い支持を集めています。また「アイスの実」はフルーツ感を活かした爽やかな味わいで、暑い日のリフレッシュにもぴったり。
普段のおやつはもちろん、お風呂上がりや食後のデザートとしても、これまで通り手軽に手に取ることができますよ。
グリコの公式発表でも安心
グリコの公式サイトでは、「日本国内におけるアイスクリーム事業は、これまでと変わらず継続していきます」と明言されており、私たちが日常で目にするグリコのアイス製品がなくなるという心配は不要です。
不確かな情報がSNSで広まりがちな今、こうした公式な発信があると本当に安心できますね。大切なのは、落ち着いて情報源を確認すること。事実を知ることで、不安な気持ちも自然と和らぎます。
これからもいつものスーパーやコンビニで、ほっと一息つけるおいしいグリコのアイスに出会えるのは嬉しいことですね。
タイでの撤退理由とは？
現地の市場と合わなかった
タイでは気候や生活スタイルの違いから、日本のようにアイスクリームが日常的に食べられる文化とは少し異なっていたようです。特に常夏の国であるタイでは、冷たいものが好まれるかと思いきや、アイスの消費は日本ほど高くなかったという側面もあったようです。
また、気温が高い分、冷凍食品やアイスの保管にはコストがかかることもあり、販売環境にも課題があったと考えられます。日本のようにどこでも気軽に冷凍陳列が整っているという状況ではなく、流通面でも難しさがあったのかもしれません。
さらに、タイの人々の味覚や好みの違いも影響したようで、日本で人気のフレーバーやパッケージデザインが、そのまま現地に受け入れられるとは限りませんでした。
思ったより売上が伸びなかった
商品そのものの品質やブランド力には自信があったものの、現地での販売実績はなかなか安定せず、思ったような成長スピードには至らなかったようです。競合他社の存在や、既に根付いているローカルブランドとの違いも影響していたと考えられます。
また、販促活動にも力を入れていたとはいえ、それに見合った売上増加が得られなかったため、長期的な投資としては厳しいという判断に至ったのでしょう。
結果として、グリコとしては、今後さらに成長の可能性がある分野や地域に経営資源を集中させるため、今回の撤退という選択をしたのだと考えられます。
タイでのグリコの活動と今後の方向性
現地での販売チャレンジ
グリコはタイ市場に本格進出した際、現地に自社工場を建設し、製造から流通までを一貫して担う体制を整えていました。また、タイ国内の主要都市を中心に販売チャネルの拡大にも力を入れ、コンビニやスーパーマーケットへの導入を積極的に進めていました。
加えて、現地の嗜好やニーズに合わせた商品ラインの開発や、プロモーション戦略も強化。テレビCMやSNSでの広告展開を通じて、ブランドの浸透を図っていました。しかし、そうした努力にもかかわらず、現地のアイス市場では思うようにシェアを伸ばすことができず、コストとのバランス面でも難しさがあったようです。
競合ブランドとの激しい競争もあり、結果として事業の継続が厳しいと判断せざるを得ない状況に至ったというのが実情のようです。
今後は健康食品や他事業に注力
タイ市場においてはアイス事業から撤退することとなったグリコですが、それは決して現地から完全に撤退するという意味ではありません。今後は、健康志向の高まりに対応した食品や、栄養補助食品、さらには子ども向けのお菓子や学習支援商品など、グリコが得意とする分野に力を入れていく予定です。
すでにグリコは「おいしさと健康」をテーマに、アジア地域での食品展開を進めており、タイもその中核となるマーケットの一つとして位置づけています。つまり、アイスという形では一区切りがついたものの、今後も現地での展開は続き、新しいかたちで私たちの暮らしに寄り添う製品が届けられていくことになりそうです。
海外撤退＝失敗じゃない？前向きな意味もあります
必要な見直しとしての撤退
「撤退」と聞くと、どうしても「失敗」や「撤収」といったネガティブなイメージが先行してしまいがちですよね。しかし、企業にとっての撤退は、必ずしも悪いことではありません。
むしろ、変化する市場環境のなかで、しっかりと状況を分析し、「このままでは継続が難しい」と判断した上で戦略的に見直すことは、前向きな企業運営の一環とも言えます。
無理に赤字の事業を続けるよりも、将来性のある分野にリソースを再配分し、事業の健全化を図るほうが、長い目で見れば企業価値を高めることにもつながります。
グリコの場合も、アイスというジャンルにこだわるのではなく、より成長の可能性が高い分野に注力することで、新たなブランド価値を創出していくチャンスと捉えているのではないでしょうか。
他の日本企業でもよくある話
実は、こうした海外市場からの撤退や事業転換は、グリコに限らずさまざまな日本企業で起きていることです。食品メーカーに限らず、アパレルや家電メーカーなども、現地の事情や市場特性に合わせて、柔軟に事業構成を見直しています。
たとえば、ある国では販売が難しくても、別の国では高い評価を得ているというケースもあり、すべての地域で同じ戦略をとることが正解とは限りません。
グローバル展開を進める企業にとって、“引くこと”は“前に進むための一手”という考え方も一般的になっています。
グリコはアイスだけじゃない！多彩な商品ラインナップ
健康志向の商品がどんどん登場
グリコはアイスクリームだけでなく、健康や栄養バランスに配慮した商品づくりにも力を入れています。たとえば、植物性ミルクとして人気の「アーモンド効果」シリーズは、ビタミンEやカルシウムなどの栄養素を手軽に摂れる飲料として、幅広い年齢層に支持されています。
また、「バランス栄養食」シリーズは、忙しい朝やおやつ代わりにぴったりな栄養補助食品として、働く女性や育ち盛りの子どもたちの健康をサポートしています。
さらに、グリコは糖質コントロールを意識した商品や、乳酸菌入りのヨーグルト風ドリンクなど、健康をテーマにした新商品の開発も積極的に進めており、食を通じて“毎日の元気”を応援しています。
“おいしさと健康”の両立がキーワード
グリコのモットーは、「おいしさ」と「健康」のどちらもあきらめないこと。甘くて楽しい味わいの中に、栄養や身体へのやさしさをきちんと込める工夫がされているんです。たとえば、砂糖の使用を抑えつつも満足感のある味に仕上げたり、1日分のカルシウムを補える商品を設計したりと、日常の中で自然に健康を意識できるよう配慮されています。
今後は、子どもから大人、高齢者まで、年齢を問わず安心して毎日取り入れられる食品を目指して、ラインナップをさらに広げていくそうです。「体にいいけど、おいしくない」ではなく、「体にいいのに、こんなにおいしい！」と言ってもらえるような商品づくりが、グリコらしさのひとつでもあります。
SNSでも話題に…ママたちのリアルな声
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「パピコがなくなるって本当？！ほんとにビックリした…」
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「調べてみたら日本では販売継続ってわかってホッとしたよ。子どもも安心してた」
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「タイのことだったなんて、最初は全然知らなかった」
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「毎日お風呂あがりに食べてたから、なくなると聞いて泣きそうになった」
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「スーパーで見かけて安心。まだちゃんと売っててよかった！」
SNSでは、驚きとともに戸惑いの声が多く見られました。「家族でいつも楽しんでいたのに…」と不安になった人もいれば、「友達から教えてもらってすぐに調べた」という声も。
ですが、実際にグリコの公式発表やニュース記事を確認したことで、「日本では変わらず販売される」とわかり、安心したという投稿が多く見受けられました。
デマや誤解が飛び交いやすい時代だからこそ、正しい情報を自分で見にいく姿勢が大切だと、あらためて感じたという方もいたようです。
ニュースを見るときのちょっとしたコツ
SNS情報はうのみにせず一度チェック
SNSで流れてくる情報はとても速く、手軽に読める反面、間違っていたり誤解を招く表現が使われていることもあります。「えっ、そうなの！？」と反射的に信じてしまう前に、一度立ち止まって、その情報の出どころや信ぴょう性を確認してみましょう。
特に、見出しだけを見て内容を早合点してしまうと、不安を無駄に大きくしてしまうことにもなりかねません。「グリコがアイス撤退」とだけ書かれていても、よく読むと「タイでの話だった」ということも。全文を読むことはもちろん、他の情報源と照らし合わせる姿勢が大切です。
公式発表や信頼できるメディアを参考に
もし不安に感じたニュースや投稿を見かけたときは、企業の公式サイトや、新聞・テレビなどの信頼できる報道機関の情報もあわせて確認するようにしましょう。グリコのように、大手企業であれば公式声明をすぐに出してくれることが多いので、最新の正しい情報を得ることができます。
また、Google検索などで複数のニュースサイトをチェックするのも有効です。情報を一つの角度からだけでなく、いくつかの視点から確認することで、より安心して受け止められるようになりますよ。
よくある疑問にお答えします
Q1：グリコのアイス、本当に日本では売り続けてくれるの？ → はい、大丈夫です。グリコの公式情報でも、日本国内でのアイス販売はこれからも継続されると明言されています。SNSで流れた「撤退」の話はあくまでタイ市場に関するもので、日本の私たちの生活に密着したグリコのアイスには影響はありません。
スーパーやコンビニの店頭でも、今まで通りグリコの人気商品が並ぶ予定です。パピコやジャイアントコーンなど、長年愛されている商品がなくなることはないので、安心してお買い物してくださいね。
Q2：パピコやジャイアントコーンもなくならない？ → ご安心ください。これらの定番商品は、引き続き通常通り販売されています。パピコは親子で分け合って楽しめるスタイルが好評で、ジャイアントコーンは食べごたえとクオリティで高い支持を集めています。
また、季節限定フレーバーや期間限定パッケージなども続々登場する予定で、これからも飽きずに楽しむことができますよ。
Q3：他の国でも撤退しちゃうかも？ → グリコの海外展開は国や地域によって戦略が異なります。そのため、各国の市場動向や収益状況に応じて、事業の見直しが行われることはあります。
ですが、日本市場はグリコにとって中核的な存在であり、今のところ撤退や縮小の予定は発表されていません。国内ではむしろ、今後さらに魅力的な商品展開やサービス向上が期待されています。
おわりに｜正しく知って、安心しておやつ時間を楽しもう
ニュースの見出しだけを見ると「えっ、どういうこと？」とドキッとしてしまうこともありますよね。特に大切な家族の食卓に関わるような話題だと、不安が大きくなりがちです。でも、そんなときこそ一歩立ち止まって、内容をしっかり確認することが大切です。実際に調べてみると、心配しなくてもよかったと思える情報がたくさん見つかることも少なくありません。
グリコのアイスに関する今回の話題も、よく調べることで「日本では変わらず買えるんだ」「タイでの撤退だったんだ」と事実がわかり、安心につながった方が多かったのではないでしょうか。
これからも、見出しだけに惑わされず、正確な情報を見極めていく力を持ちたいですね。
そして何より、グリコのアイスはこれからも私たちの身近にあり続けます。お風呂上がりのひととき、家族とのおしゃべりの時間、頑張った日のごほうびタイムなど…どんな日常の中にも、ほっと笑顔になれる瞬間を届けてくれる存在です。
どうぞこれからも、グリコのアイスと一緒に、お子さんと過ごす楽しいおやつタイムを大切にしてくださいね。
