日本の冬は寒さが厳しいため、こたつを暖房器具として広く利用しています。
暖かなこたつに足を入れ、快適な環境になると、パソコン作業もはかどるものです。
ですが、「こたつの上でノートパソコンを使うと壊れるらしい・・・」という噂が。
この記事では、こたつを使いながら安全にラップトップを扱うための注意点と予防策を解説します。
熱からパソコンを守り、日常的に注意すべき点を詳しく説明し、安心してパソコンを長く使い続けるためのヒントをご紹介します。
こたつの上でノートパソコン使っちゃダメ??
パソコン自体が電化製品ですから、使っている間に熱を持つことがあります。
それに加え、天板に伝わったコタツの熱も・・・。
多くの人が「コタツの熱がパソコンに悪影響を及ぼすのではないか?」と心配していますが、通常の使用状態であればコタツの熱がパソコンに深刻なダメージを与えることは少ないです。
しかし、コタツから放出される熱が原因で時々トラブルが発生することがあります。
このため、パソコンが過熱して性能が低下したり、故障のリスクが増えたりするのを防ぐためには、適切な予防策を施すことが重要です。
パソコンを熱から守るために出来ること
パソコンが過度に熱くなるのを防ぐことは、デバイスの寿命を延ばすためにも重要です。
こたつの温かさが、パソコンの性能や安全な操作に影響を与えないようにするための温度調整方法を解説します。
熱を逃がす場所を作ろう
ノートパソコンは主に底面から熱を放出するので、こたつの天板と直接触れないように間に隙間を設けることが望ましいです。
これにより熱がこもらず、空気の流れが良くなり、熱が効率よく逃げることで、過熱のリスクが減ります。
パソコンを少し持ち上げるために、ノートパソコン用のスタンドが有効です。
ファンや冷却パッドでサポート
こたつの使用中は冷却装置を使用するのもおすすめです。
USBファンや冷却パッドを使うことで、積極的にパソコンの温度を下げることができます。
冷却パッドは特に効果的で、パソコンの底面を均一に冷却し、内部の熱を迅速に排出します。
また、冷気を熱が発生している部分にファンで直接送ることで、さらに冷却効果を高めることができます。
今すぐにできる方法
こたつの天板とパソコンの間に本や雑誌を挟むのも、熱の直接的な伝達を遮断する有効な方法です。
これは特別な道具を必要とせず、家にあるものですぐに実行できる簡単な対策です。
パソコンの冷却ファンの掃除も!
こたつを利用してパソコンを使う際は、冷却ファンのメンテナンスが非常に重要です。
こたつには欠かせないこたつ布団。
こういった布や布団類はほこりが発生しやすいものです。
こたつから放出される細かな繊維やホコリがファンに蓄積しやすく、これが原因でファンの機能が低下し、パソコンの過熱につながることがあります。
そのため、ファンの定期的な清掃は必須です。
冷却ファンのメンテナンスを怠ると、パソコンの性能低下や故障のリスクが高まるため、適切なケアが求められます。
家庭で簡単にできる方法として、
- パソコン周囲のほこりを取り除く
- 外側からエアダスター(圧縮空気)を使ってホコリを吹き飛ばす
などがあります。
バッテリーも保護しよう
コタツを使用しているときのバッテリー管理は非常に重要です。
コタツからの熱がバッテリーに及ぼす影響により、パフォーマンスの低下や寿命の短縮が起こる可能性があります。
このため、バッテリーの性能を維持するためには定期的な充電が効果的です。
また、使い続けることで劣化するバッテリーを長時間使うと、その劣化がさらに進むことがあります。
パソコンの使い方にも気を付けよう
コタツの熱だけでなく、リソースを多用する作業や動画視聴などの際は、パソコン自体が熱を持ちやすいものです。
長時間の連続使用は避け、こまめに休憩を取ることが重要です。
このようにすることで、ノートパソコンの温度管理が可能となり、故障するリスクも減らすことができます。
まとめ
コタツの上でパソコンを使っても、ほとんどの場合パソコンに直接的な害はありません。
しかし、パソコン自体も熱を発するという特性上、安全に使用するためにはいくつかの予防策が有効です。
まずは、熱がこもらないようにすることが大切です。
そして、パソコンの冷却ファンも定期的にメンテナンスすることで、性能を維持することに繋がります。
また、長時間の使用は避け、休憩時間を取ることがおすすめです。
これらの措置を実施することで、寒い季節でもパソコンを安全かつ快適に利用することができます。